病室で遺言書作成

2025年12月17日

遺言書を作成したいと言っている母に面会してほしいと娘様から相談を受けました。

お母様は緩和ケア病棟へ転院しており、人生のゴールを迎える準備として「遺言書」を作成したいが、何から始めて良いのか分からないそうです。

娘様も自信をもって回答することもできず、専門家に相談することを決めたとのこと。

早速、病室(個室)に出向き、結婚されてから現在までのお話を聞き、なぜ遺言書を作成したいのか理解しました。

遺言書は大きく分けて2種類(公正証書又は自筆証書)あり、専門家の立場からは公正証書をおすすめしています。

しかし、お母様の体調と法定相続人の人間関係を考慮した結果、自筆証書の遺言書をおすすめしました。

※公正証書も自筆証書も法的効果は変わりません。

震える手でゆっくりと、まさに一生懸命に書き遺している姿は、愛情深くそして強い母親そのものです。

自筆証書遺言に関する補助業務の通常の流れは「戸籍調査」「不動産等の資料取得」「記載内容や遺留分等の説明」の後に作成ですが、今件は先に作成してもらい、後で調査等をする流れとなりました。

本人の体調に合わせて進め方を変え、希望に沿った遺言書を遺せるようにサポートすることが専門職としての務めです。

病室を出る際に私と強く握手を交わしてくれたこと、絶対に忘れません。

 

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