親の遺思がある?ない?

2017年7月14日

朝一番にご来店いただいたお客様のご相談です。(匿名でブログ記載の承諾あり)

 

相談内容:遺産が家屋(評価額500万円)と預金(250万円)だけなのに遺産分割がまとまらない。

 

相続人は子供3人、その内1人は養子です。

 

養子さんが相続手続きの代表者として動いているのですが、実子2人の意見が割れており前に進まないそうです。

 

長女さんの意見としては、被相続人とも同居をしており今後の法事関係にもお金が掛かるから、すべてを相続したい!

 

二女さんの意見は、法定相続分はもらいたい!

 

養子さんの意見は、二人の意見をすり合わせるためお互い話し合えばよいのに、変に気を使って話しをしないのが理解できない。早く終わらせたい!

 

セミナー講師のときに毎回お伝えすることがあります。

 

「親の財産をどう分けるのかを子供たちだけで話し合うことはしたくないのです」

 

「だから、遺言書を書く。そこまでしたくない人でも、せめて紙に書いておく又は全員を集めて遺思を伝えておいて下さい。」

 

今回の案件は、上記に書いた「親の遺思」があれば遺産額からしても解決した問題でしょう。

 

人間の大半は切羽詰らないと動けない生き物です。(私も)

 

いつ死ぬのか考えようとはしません。

 

でも、せめて平均寿命(男79歳、女86歳)に近づいたら、元気だとしても考えるようにしないといけませんね。

 

さあ、今日は三菱東京UFJ銀行とゆうちょ銀行へ行き、財産調査をしてきます。

 

週末だから混んでることを想定して動きたいと思います。